日本蟹類図説
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昭和20年重版/三省堂
酒井恒
表紙&本体日焼け・函欠・奥付下部に日付等のハンコ入り紙(直径約3.5cm)の貼付有
本文237p・図版66枚・索引27p/タテ21.6・ヨコ15.5cm/ハードカバー
絶版

見事な蟹類のカラー(当時は原色といいました)図版が、たっぷりと楽しめる戦前発行の蟹図鑑(初版は昭和10年)。
戦前ならではの味わい深い印刷で刷られた、色とりどり、形もさまざまな蟹の「原色ページ」はぜんぶで67枚(口絵1枚含む)。蟹好きはもちろん、そうでない方でもついうっとり見入ってしまう細緻で美しい図画は、なんと蟹の研究で世界的に名高い著者自らがすべてを作成し、「原画の着色は妻茂子を煩はした」(序より)のだそう。
もちろん図鑑としても一流で「日本産蟹類200余種の生体の描写と、これに写真および線画120図」が細かな解説とともに収められています。
ちなみに著者・酒井氏は、横浜国立大の教授などを務め、日本甲殻類学会会長にもなった方で、昭和天皇の生物学研究の相談相手をつとめられたことでも知られています。

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