『暮しの手帖』一世紀3号

昭和24年4月/暮しの手帖社
表紙・花森安治、挿画・花森安治・草加やす子(花森さんの変名)
本文表紙日焼け
124p/タテ26・ヨコ18.3cm/ソフトカバー

『暮しの手帖』第一世紀3号。『暮しの手帖』がまだ『美しい暮しの手帖』だった時代の号です。本号の表紙は、初期の『暮しの手帖』らしい、バタ臭くって若干写実的な絵。
幸田文、壷井栄、鏑木清方、池島信平、森田たまなどなど、文壇・画壇問わずの豪華な執筆人は初期のうれしい特徴。その他、「しゃれたバッグの作り方」「コドモ靴はお母様の手で」「四つのエプロン」など、手づくり特集も有。コドモ靴の実物大図案なんか、とってもかわいいです。
「このつらい暮しに負けて、何もかも打ちすてたいという気になりやすい明け暮れなればこそ、せめて乏しきなかに、すこしでも明るく美しくとねがうこころが、まして大切なのではございませんでしょうか」という大変上品な「あとがき」も読ませます。
※初期はもともとの紙の質が悪く(今と比べると、紙自体の重さが軽くて痛みやすいです)、状態があまりよくありませんのでご了承下さい。

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