『服飾の読本』花森安治
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昭和27年重刷/暮しの手帖社
日焼け/経年シミ/ビニールカバーなし
218p/タテ21・ヨコ15cm/ソフトカバー
現在、絶版

『暮しの手帖』初代編集長・花森安治の記念すべき初めての随筆集。
「出来ないことはしないこと」「流行の時差について」「色無地のよさ」「身だしなみに大切な三つのこと」など『美しい暮しの手帖』(『暮しの手帖』には最初「美しい」がついていました)の1~8号に連載した原稿を中心に、「服飾」つまりファッションについての花森流提案を収録。「洗ってほしいもの三つ」がファンデーションのパフ、ヘア・ブラシ、靴磨きの布というのが、いかにも花森さん=『暮しの手帖』らしい。
「わたしのわがままぶりの、一番はげしかつたのは、しかし装本であつたと思う。紙についても、組み方や活字についても、表紙の体裁から大きさから、何から何まで、注文をつけて、その通りにしてもらつた」(あとがき)というように、エディトリアル・デザイナーでもあった花森さんの美意識が行き届いた「作品」のような一冊でもあります。

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