2017年3月

他の日記

3月8日(水)晴れて寒い
誕生日の前祝い? に、ヒイさんからお茶(一保堂)、トトから園の裁縫遊びで作ったフェルトの魚をもらう。
午後、事務作業。なかなか終わらず、困る。
晩ごはん:サーモンのムニエル、ミネストローネ、新じゃがのバター焼き、湯葉、いちご、でこぽん。

3月7日(火)くもり少しだけ雨
トト、今日は休園。一日中、家のなかで、ままごとをしたり、絵をかいたり、お友だちにお手紙を書いたり。掃除、洗濯、本の整理、謝恩会の準備(係になった)をするわたしのまわりで、ぺちゃくちゃしゃべり飛び跳ねながら、ひとりで機嫌よく遊んでいた。
夕方、図書館、ホームセンター、スーパーをはしご。
晩ごはん:いわしの刺身、豚汁、ほうれん草の胡麻和え、新玉のバター蒸し、湯葉、ごはん、いちご、でこぽん。

3月6日(月)くもり
草津二日目。湯もみをしてみたい、とトトが云うので、朝食後、湯畑へ。
柵に囲まれた大きな池のようなところに、温泉の流れる細長い木桶がたくさん並び、湯煙がもうもうと立ちこめ、硫黄の匂いがぷんぷんとする。
「熱の湯」に入り、湯もみショーを観覧。平日の朝10時だというのに、お客さんがぎっしり。民謡を歌いながら大きな板でお湯を混ぜる(これが湯もみらしい)女の人たちや、舞台で日本舞踊?みたいなのを踊る女の人(二人)を二階から観たあと、トト、ヒイさんと湯もみ体験に参加。
席に戻ってきてから、面白かったか? と訊いたら、はっきりしない顔で、
「ふつう。あの板、重かった」
と云った。
宿に戻り、卓球などをして、もう一度お風呂に入り、道中、夕ご飯を食べながら夜8時ごろ帰宅。
家は寒かった。

3月5日(日)よく晴れた
車で草津へ。急な山道をいくと、雪がみるみるうちに増えてきて、温泉街となる。草津がこんな山の上にあるとは! 知らなかった。
着替えてホテルの庭で雪遊び。ヒイさんが投げた雪玉がわたしの顔面、左目あたりに命中し、痛くないふりを一瞬したけれど、でもやっぱり痛くてしばらくうずくまる。
「かわいそうだけど、おもしろい」
雪まみれになったわたしの顔を見て、トト笑う。
風呂場の床は、水質のせいですこしぬるっとしていたので、滑らないようそっと歩く。お湯はしょっぱくないけれど不思議な味。浴槽には「あつゆ」と「ぬるゆ」があったが、みんな「ぬるゆ」のほうが好きなようで、そっちだけ混んでいた。
喉がまだよくなく、それなのに雪遊びなんてしたものだから、夕食後だるくなり、死んだイカのようになって寝る。

3月4日(土)晴れ
喉、引き続き痛い。寝ながら、森茉莉を久しぶりに読む。
この人は、ほんとうに(昨今の育児界でよくいわれる)「自己肯定感」の強いひと。茉莉の「パッパ」森鴎外が、「お茉莉は上等、上等」と何をしても(茉莉は泥棒をしてもと書いているけれど)ほめてほめてほめまくって育てたからだろう。
鴎外にもらったこのプレゼントを、茉莉はずっとずっとたいせつに守り続け、心の引き出しからいつでも取り出し楽しみ、その度にエネルギーをもらい、だからあんな特別な作品を創ることができたのだろうと思う。
しかし、鴎外はあれですね。作品を読む限り、”自分好き”なのは娘とたぶんいい勝負で(もちろん茉莉より社会化はされているけれど)、美人の後妻さんをもらって臆面もなく喜んだり、子どもたちに於音(オト)、茉莉(マリ)、杏奴(アンヌ)、類(ルイ)って舶来ネームをつけちゃたり、なんだか結構おもしろい。明治なのに。文豪なのに。
晩ごはん:大根と豚肉の煮物、きのこスープ、ほうれん草の胡麻和え、湯葉、冷奴、いちご、でこぽん。

3月3日(金)春みたいないい天気
朝、トトを送って行った後、カラスとトンビの戦いを見る。最初に獲物(死んだ鳩)を持っていたのはたぶんカラス。空からそれを見つけたトンビが、横取りしようと襲ってきたのだけれど、カラスは負けなかった。大きな声で威嚇し、羽を広げ、トンビを撃退し、そのあと諦めきれずに空で旋回するトンビをしり目に、クチバシで鳩の羽をぱっぱっぱっと羽根布団のように威勢よくむしっていた。
喉、さらに悪化。薬を飲んだが、治らず。声が出ない。しゃべれない。
晩ごはん:豚肉の生姜焼き、里芋のスープ、ブロッコリーのネギ油かけ、湯葉、いちご。

3月2日(木)くもりのち雨、風強し
のどが痛い。つばを飲みこむと、しばらく止まってしまうくらい痛い。
午後、美容院へ。髪の毛を切っている間はメガネを外すので、どういうわたしになったのか、いまいちよくわからない。最後にケープを外してもらって初めて見るのだけれど、まじまじと見るのは恥ずかしいので少しだけ見てわかったような顔をし、家に帰ってから鏡の前で、ほう、と思った。
シャンプーは、今日もとても気持ちが良かった。わたしはあれだけでお金払う、とヒイさんに云うと、
「ぼくはイヤ。くすぐったいからやめてほしい」
肩も凝ったことがないひとだから、美容師さんがしてくれる肩のマッサージも
「くすぐったくて笑っちゃいそうだから困る」
という。わたしなんて、もっとお願いします、と肩を差し出す気持ちですのに。
夜はひな祭りごはん(明日は、ヒイさんがいないので)。ちらし寿司、いなりずし、アジの刺身、いちご、でこぽん。おいなりさんは、ちょっとおあげの味が薄くなってしまい、トトは物足りなかったよう。
毎年、お寿司を作るときの参考書は『別冊家庭画報 ご飯と味噌汁の辞典』(昭和50年)。もうページが外れてボロボロで、昔のレシピだからちょっと甘すぎたりするけれど、いつもこれを広げて作っている。

3月1日(水)晴れ時々くもり、夜から大雨
高速で帰ってくる途中、遠くの方にアドバルーンが見えた。なにかのお店の宣伝なのか、オレンジ色のが二つ、のんびりとあがっている。
そういえば、あっくんと一緒に東京に住んでいたころ、たしか、あの子はアドバルーンをあげるバイトをしていた。風で飛んでいかないか、ずっと見張っている係らしい。そのあいだ、なにしてるの? と訊いたら、
「うーん。寝転がってるか、本読んでるか」
と云っていた。あの子は深沢七郎と赤瀬川原平が好きだった。元気かな。
晩ごはん:新じゃがの肉じゃが、きのこスープ、ほうれん草とにんじんの胡麻和え、冷奴、ごはん、でこぽん、いちご。
夜、雨が降り出し、次第に本降りになり、夜中までずっと降り続ける。

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