「手帖第一冊」

¥ 4,000 (税込)

編:中本敏春
昭和22年初版/甲文社
経年によるシミ痛み・前見返し角2.2・1cm程欠
96p/タテ13・ヨコ18.5cm(横判)
ソフトカバー/現在絶版

京都の出版社「甲文社」から戦後すぐに発行された、随筆文芸誌「手帖」の第一号。
桑原武夫「洞察について」、湯川秀樹「あざみと馬」、釈迢空「もの忘れ」、柳田国男「旅行史話」、梅原末治「ロッヂ氏の事ども」、大山定一「リルケ試論」、草野心平「るるる葬送」、吉川幸次郎「李元賓墓碑釈」、三宅周太郎「芸天国」。
「『手帖』は第一流の随筆をあつめる考へである。(中略)わたしたちの念願は、従来の随筆の型を大胆に打ちやぶつてゆくことである。(中略)明確な近代精神の覚醒によつて書かれた、しつかりした文章を望むのである」(あとがき)
という言葉通りの骨太の随筆が並びます。
横長の瀟洒な判型(装丁は庫田叕)も好ましい。「乗合船」を改題したもの。旧字旧仮名遣い。


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