『切の工夫』東京婦人生活研究会編
『暮しの手帖』花森安治関連本

¥ 2,500

小山勝太郎
装幀・佐野繁次郎
昭和19年第一刷5000部/築地書店
249p / 185 x 130 x 160 mm
経年によるシミ&日焼け、表紙少線汚れ
前後ろ見返し紙剥し跡有
表紙少スレ
ソフトカバー
現在絶版

『暮しの手帖』初代編集長・花森安治が、戦争中にかかわったとされる婦人誌「婦人の生活シリーズ」の続編とも考えられる一冊。
パピリオでともに働いていた佐野繁次郎が装幀を手がけ、花森さんはペンネーム「安並半次郎」で「きもの読本」を執筆。また『暮しの手帖』の写真を創刊号から長年撮っていた松本政利もカメラマンとして参加しています。
本号は「切の工夫」とお題のもと、横光利一「今日の挨拶」、上松松園「切れの工夫」、佐野繁次郎「色彩教育」、山本嘉次郎「野良着の美しさ」等の誠に豪華な原稿が並びます。
レイアウト、文字組、内容(「古ゆかたでのれん」等)など、のちの『暮しの手帖』を彷彿とさせる本書は、戦時中の活動を詳しく語ることのなかった花森安治を知る上で外せない、資料的にも価値の高い一冊です。

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