ふたりのこいびと 石井好子 ミセス編集部刊sold out

著:石井好子
昭和45年/文化出版局
少経年による日焼け・シミ有
254p/タテ19・ヨコ13cm/ソフトカバー

おいしいものを書かせたら天下一品の石井好子によるエッセイ集。
「まず豚のあばら肉がそれだ。(中略)おしょうゆとみりんに、二、三時間つけてから、天火でゆっくり、外側がこんがり色づくまで焼く。その焼きたてのおいしいこと」(「台所ずいひつ」所収「高すぎるステーキよりは」より)
「便利な台所道具」「悲しいときにもおいしいスープ」「お菓子の好きなパリ娘」等々目次だけでもおいしそう。
DOT&CO.によるモノクロのコラージュ挿絵、柔らかなソフトカバーも好ましく、この時代の文化出版局らしい上品でセンスのいい装幀もおすすめです。

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