

おいしく食べるには、冷蔵庫に入れてはいけません。常温で保存し、皮が手でむけるくらいまで熟してから、食べる1~2時間前に冷水につけるのがおすすめです。桃に同封された説明書に、こう書いてありました。
毎年いただくこの桃は、どれもとてもおいしく(桃というのは、あたりはずれがじつに激しい果物だ!)、銀色で「白桃」とプリントされた透かし紙と、その内側にもう一枚重ねられたうす桃色の包み紙も、捨てるのが惜しくなるほど美麗で、実際、使うあてもないくせに、シワをのばして丁寧に仕舞いこむなぞしてしまうのは、我ながらほんとうに昭和のお年寄りのようだ。
先日発売された『CREA』2014年9月号の特集「おいしい読書」に以下の文を寄せました。
・「伝説のおんな作家6人の『食』と『人生』」
・「昭和の名作家を味わう」中里恒子
こんな濃ゆいものを女性誌に……? と内心恐れおののきながら、でもその分、とても楽しく書かせていただきました。じつに気合の入った読みどころ&見どころ満載、おなかいっぱい大満足の食本特集です。
また9月、関西で久しぶりに古本市に参加します。
とはいっても、それほどたくさん冊数は用意できなそうですが、その分、厳選した本を、と思っています。
情報は下記に。
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「うたたねと読書」
9月12日(金)-9月23日(祝・火)
会場:シチニア食堂 (宝塚市清荒神3-6-27)
出店:一色文庫(大阪・四天王寺)、古書くらしか、マヤルカ古書店(京都・二条城)、海月書林。
あわせてここ数年あちこちでつくられている地域誌を15誌程度展示と
バックナンバーを含めた配布も行います。
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