衣替えの勢いを借りて(そうでもなければ、なかなかできない)古くなったシーツを、洗って、干して、アイロンをかけて、切りました。半端なきればかりで、これでなにができるのか悩むところですが、できたら枕カバーを何枚か作りたい(目標)。
山椒の実を、茎から外す作業。毎年、きまって爪が痛くなるこの作業を、今年は、娘がくちびるをとがらせてやってくれました。この人は集中すると、くちびるに余計な力が入ってしまうらしく、口がスネオ(by「ドラえもん」)になります。
山椒が終わると、次はそろそろ梅の季節ですね。
いま天保四(1833)年の道中記を少しずつ読んでいます。千葉の木更津を出発したご一行は、山岳信仰の影響からか、どうやら山登りが大好きなよう。
江戸っ子に大人気の霊峰、大山(神奈川県・標高1,252m)を登ったその足で、今度は静岡にまわり富士登山(標高・3,776m)を敢行。下山後は、そのまま徒歩で東海道を進み、秋葉山(標高866m)や鳳来寺山(標高・695m)を制覇しつつ、伊勢神宮に向かい、その後もいくつかの山に登っています。
大山後、即富士山という強行スケジュールは、おそらく二つの山をセットでまわるとご利益がある、とこの当時、云われていたからでしょうが(この信仰の抱き合わせ商法? のようなものは、「両参り」といい、伊勢神宮&朝熊山、金毘羅さん&岡山の由加山など、いろいろありました)、いやはや、現代の山ガールもまっさおの健脚ぶりに、ちょっと歩いただけでもすぐ疲れたと云うわたしは、へへー、と頭の下がる思いです。爪の垢でも煎じて飲みたい。