2017年3月

他の日記

3月30日(木)晴れ
午前中、ジンちゃんちへ行き、パソコンの設定をする。
午後、レイちゃんのヨガ教室にトトと参加。トト、神妙な顔で一時間、片足立ちしたり、両手を上に伸ばしたり、レイちゃんのマネをしていた。わたしはやっぱり下半身の筋力がなさすぎて、立ったポーズになると、とたんにふらふらやじろべえのようになる。
夕ごはんは、みんなでたこ焼きパーティ。トト、人生初のたこ焼きに渋い顔。あまり食べず、ひとりでかぼちゃの煮物、鶏の五目煮、トマト、ごはんを食べていた。食後、いちご一パックを洗ってテーブルに出したら、子どもたちが虫のように群がり来て、一気になくなった。

3月29日(水)晴れ
午前中、近くの公園へ。大縄跳び、どろこん遊び。遊び狂う子どもたちを見てもらいながら、わたしはすこし仕事をする。
夕方、ボルタリング・ジムに行く。トトが登るのを、わたしは下で見ている係。落ちやしないか、はらはらしながら見ていたら、おかあさんもさあ登りなさいとトトに言われ、少しだけ登ったがすぐ落ちた。肩が痛い。

3月28日(火)晴れ
トトとふたりで愛知へ。
実家に着いたとたん、トトはイトコたちと(男子3名、女子1名)と声を上げて走り回り、飛び跳ね、動物のように遊ぶ。
「あのねえ、のりちゃん。あのメールすごいねえ。中国語?」
と、のこさん。わたしが携帯で転送した時刻表のことらしい。
「あれ送ってくれた時、ちょうど〇〇さんといたのね。で、のりちゃんから中国語みたいなメールが来たって言ったら、すごいねえってほめてくれてたよ(ニコニコ)」
見せてもらったら、文字化けメールだった。
晩ごはん:コロッケ(ちいさい子さんたち用に、小さなまん丸にして)、レンコンの素揚げスティック、回鍋肉、サラダ、つくしの佃煮、ごはん。

3月26日(日)雨
午後、傘をさして、トトの小学校用品を買いに行く。手がこわばるくらいさぶい。吐く息もまっしろ。雨に濡れないよう道草をできるだけせず、行って、帰ってくる。
晩ごはん:ハンバーグ(トトが来てから作るようになった)、里芋のスープ、メカブ(昨日の残り)、アボカド(わさび醤油・細かく切ったミョウガをのせて)、ごはん、いちご。
今日はずっと雨でうす暗く、そしてと・て・も寒かった。

3月25日(土)晴れて寒い
昼前、車で少し離れたちょっと大きな公園へ。アスレチックやら、ターザンロープやら、ネット登りやら。いろいろ遊んでトト、大満足。
濃い桃色をした早咲きの桜、たっぷりとした花びらの白木蓮。公園はもうすぐ来る春が待ちきれないようすだった。
晩ごはん:ヒコイワシの刺身、つみれ汁(一パック87円に値下げされていた刺身用を半分こにする)、生シラス(解禁!)、メカブ(ゆでたらきれいな緑に変わって、コリコリねばねばおいしい)、新玉ねぎのバター蒸し、大根と豚肉の煮物(昨日の残り物)、ほうれん草の胡麻和え、湯葉、ごはん、でこぽん。
トト、疲れたのか、晩ごはんのあとぽーっとし、耳掃除をしてやったら、膝の上でうとうととし始めたので、そのままベッドへ運ぶ。おやすみおやすみおやすみなさい。
ここのところやけに慌ただしく、朝起きたらすぐ夕方で、気がついたらもう寝る時間。毎日がドミノ倒しのように過ぎていく。

3月21日(火)ずっと雨
久しぶりに一日じゅう雨降り。ざあざあずっと飽きずに降り続け、夜遅くなりやっとやむ。
晩ごはん:から揚げ、ニンジンとジャガイモの素揚げ、小松菜のお浸し、水餃子(昨日作った残り)、ごはん、でこぽん。

3月18日(土)晴ればれ
卒園式。式では、ほとんどぜんぶのお母さんが泣いていて、わたしも泣いて、その後、園庭でみんなそろって記念撮影。係になっていた謝恩会もすっかりきれいに無事終わり、はー、よかった。春が来たきぶん。
晩ごはんは外で(ヒイさん・ステーキ、わたし・ステーキ、トト・チーズフォンデュ)。帰宅後、でこぽん。

3月14日(火)くもり時々雨、風強し
朝から風が強い。そして寒い。バスに乗って、確定申告を出しに行く。今年も申告会場は大盛況で、たくさんの老若男女で溢れかえっており、みんなえらいねえ、がんばってるよねえ。
晩ごはん:ジャガイモと鶏肉のローズマリー蒸し、豚肉と里芋のニンニクスープ、小松菜の海苔和え、湯葉、ごはん、でこぽん、いちご。
ヒイさんから「お返し」に、小布施堂の栗羊羹(ミニ)と喜界島黒糖をもらう。トトはハートクッキー(プレーン)とピエールビスキュイットリー(バンビーニ)。
「トッちゃんね、さいきんクッキー好きだなあ」
朝、トトに云われて、急きょ用意したらしい。
わたしはクッキー、というか乳(バター含む)や卵の入った食べものが、昔からあまり得意ではなく、だから和菓子です。

3月12日(日)くもり夜から雨
午後、公園へ。トト、鉄棒でくるくるくるくる、飽きずにずっとくるくる遊ぶ。何かの拍子にするっと落ちてしまいそうで、落ちた姿もありありと見えるようで、わたしはうまく見ていられない。桜のようすを見に行ったり、ベンチに座って編み物をしたり。できるだけ考えないようにして待つ。
晩ごはん:ほうれんそうグラタン、味噌汁(にんじんと大根)、いわしの刺身(このへんの人がヒコイワシと云っている小さなイワシ。小さいからさばくのが面倒だけれど、やわらかくておいしい)、ほうれん草のお浸し、ごはん、いちご、でこぽん。

3月11日(土)晴れ
朝早く、ヒイさんとトト、ふたりだけで下に降りていきたそうにする。知らんふりをしてそのまま寝こけ、少ししてから降りていくと、部屋が誕生会になっていた。
朝食後、ヒイさんが買っておいてくれた(らしき)ホールのモンブランに、長い蝋燭3本、短いの9本。トトがうれしがりながら立て、火をともし、ハピバースデーを弾いてくれる。
「いいことがたくさんありますよおに」
金色の折り紙に呪文?が書かれたお守りももらった。ありがとうありがとう。
午後、時刻にあわせて黙祷後、入学準備品を買いに行き、そのまま外で晩ごはん(ヒイさん・黒酢豚定食、わたし・鶏の七味醤油焼き定食、トト・お子さまハンバーグセット)を食べ、八時ごろ帰宅。
南の空にきれいな月がぽっかりと出ていた。

3月8日(水)晴れて寒い
誕生日の前祝い? に、ヒイさんからお茶(一保堂)、トトから園の裁縫遊びで作ったフェルトの魚をもらう。
午後、事務作業。なかなか終わらず、困る。
晩ごはん:サーモンのムニエル、ミネストローネ、新じゃがのバター焼き、湯葉、いちご、でこぽん。

3月7日(火)くもり少しだけ雨
トト、今日は休園。一日中、家のなかで、ままごとをしたり、絵をかいたり、お友だちにお手紙を書いたり。掃除、洗濯、本の整理、謝恩会の準備(係になった)をするわたしのまわりで、ぺちゃくちゃしゃべり飛び跳ねながら、ひとりで機嫌よく遊んでいた。
夕方、図書館、ホームセンター、スーパーをはしご。
晩ごはん:いわしの刺身、豚汁、ほうれん草の胡麻和え、新玉のバター蒸し、湯葉、ごはん、いちご、でこぽん。

3月6日(月)くもり
草津二日目。湯もみをしてみたい、とトトが云うので、朝食後、湯畑へ。
柵に囲まれた大きな池のようなところに、温泉の流れる細長い木桶がたくさん並び、湯煙がもうもうと立ちこめ、硫黄の匂いがぷんぷんとする。
「熱の湯」に入り、湯もみショーを観覧。平日の朝10時だというのに、お客さんがぎっしり。民謡を歌いながら大きな板でお湯を混ぜる(これが湯もみらしい)女の人たちや、舞台で日本舞踊?みたいなのを踊る女の人(二人)を二階から観たあと、トト、ヒイさんと湯もみ体験に参加。
席に戻ってきてから、面白かったか? と訊いたら、はっきりしない顔で、
「ふつう。あの板、重かった」
と云った。
宿に戻り、卓球などをして、もう一度お風呂に入り、道中、夕ご飯を食べながら夜8時ごろ帰宅。
家は寒かった。

3月5日(日)よく晴れた
車で草津へ。急な山道をいくと、雪がみるみるうちに増えてきて、温泉街となる。草津がこんな山の上にあるとは! 知らなかった。
着替えてホテルの庭で雪遊び。ヒイさんが投げた雪玉がわたしの顔面、左目あたりに命中し、痛くないふりを一瞬したけれど、でもやっぱり痛くてしばらくうずくまる。
「かわいそうだけど、おもしろい」
雪まみれになったわたしの顔を見て、トト笑う。
風呂場の床は、水質のせいですこしぬるっとしていたので、滑らないようそっと歩く。お湯はしょっぱくないけれど不思議な味。浴槽には「あつゆ」と「ぬるゆ」があったが、みんな「ぬるゆ」のほうが好きなようで、そっちだけ混んでいた。
喉がまだよくなく、それなのに雪遊びなんてしたものだから、夕食後だるくなり、死んだイカのようになって寝る。

3月4日(土)晴れ
喉、引き続き痛い。寝ながら、森茉莉を久しぶりに読む。
この人は、ほんとうに(昨今の育児界でよくいわれる)「自己肯定感」の強いひと。茉莉の「パッパ」森鴎外が、「お茉莉は上等、上等」と何をしても(茉莉は泥棒をしてもと書いているけれど)ほめてほめてほめまくって育てたからだろう。
鴎外にもらったこのプレゼントを、茉莉はずっとずっとたいせつに守り続け、心の引き出しからいつでも取り出し楽しみ、その度にエネルギーをもらい、だからあんな特別な作品を創ることができたのだろうと思う。
しかし、鴎外はあれですね。作品を読む限り、”自分好き”なのは娘とたぶんいい勝負で(もちろん茉莉より社会化はされているけれど)、美人の後妻さんをもらって臆面もなく喜んだり、子どもたちに於音(オト)、茉莉(マリ)、杏奴(アンヌ)、類(ルイ)って舶来ネームをつけちゃたり、なんだか結構おもしろい。明治なのに。文豪なのに。
晩ごはん:大根と豚肉の煮物、きのこスープ、ほうれん草の胡麻和え、湯葉、冷奴、いちご、でこぽん。

3月3日(金)春みたいないい天気
朝、トトを送って行った後、カラスとトンビの戦いを見る。最初に獲物(死んだ鳩)を持っていたのはたぶんカラス。空からそれを見つけたトンビが、横取りしようと襲ってきたのだけれど、カラスは負けなかった。大きな声で威嚇し、羽を広げ、トンビを撃退し、そのあと空で旋回するトンビをしり目に、クチバシで鳩の羽をぱっぱっぱっと羽根布団のように威勢よくむしっていた。
喉、さらに悪化。薬を飲んだが、治らず。声が出ない。しゃべれない。
晩ごはん:豚肉の生姜焼き、里芋のスープ、ブロッコリーのネギ油かけ、湯葉、いちご。

3月2日(木)くもりのち雨、風強し
のどが痛い。つばを飲みこむと、しばらく止まってしまうくらい痛い。
午後、美容院へ。髪の毛を切っている間はメガネを外すので、どういうわたしになったのか、いまいちよくわからない。最後にケープを外してもらって初めて見るのだけれど、まじまじと見るのは恥ずかしいので少しだけ見てわかったような顔をし、家に帰ってから鏡の前で、ほう、と思った。
シャンプーは、今日もとても気持ちが良かった。わたしはあれだけでお金払う、とヒイさんに云うと、
「ぼくはイヤ。くすぐったいからやめてほしい」
肩も凝ったことがないひとだから、美容師さんがしてくれる肩のマッサージも
「くすぐったくて笑っちゃいそうだから困る」
という。わたしなんて、もっとお願いします、と肩を差し出す気持ちですのに。
夜はひな祭りごはん(明日は、ヒイさんがいないので)。ちらし寿司、いなりずし、アジの刺身、いちご、でこぽん。おいなりさんは、ちょっとおあげの味が薄くなってしまい、トトは物足りなかったよう。
毎年、お寿司を作るときの参考書は『別冊家庭画報 ご飯と味噌汁の辞典』(昭和50年)。もうページが外れてボロボロで、昔のレシピだからちょっと甘すぎたりするけれど、いつもこれを広げて作っている。

3月1日(水)晴れ時々くもり、夜から大雨
高速で帰ってくる途中、遠くの方にアドバルーンが見えた。なにかのお店の宣伝なのか、オレンジ色のが二つ、のんびりとあがっている。
そういえば、あっくんと一緒に東京に住んでいたころ、たしか、あの子はアドバルーンをあげるバイトをしていた。風で飛んでいかないか、ずっと見張っている係らしい。そのあいだ、なにしてるの? と訊いたら、
「うーん。寝転がってるか、本読んでるか」
と云っていた。あの子は深沢七郎と赤瀬川原平が好きだった。元気かな。
晩ごはん:新じゃがの肉じゃが、きのこスープ、ほうれん草とにんじんの胡麻和え、冷奴、ごはん、でこぽん、いちご。
夜、雨が降り出し、次第に本降りになり、夜中までずっと降り続ける。

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